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自分に優しく、自分を大切に〜ヨガ哲学「アヒンサー」のお話

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Lily

ヨガインストラクター×ライターのLily(リリー)です。 ヨガ、本、資格、映画、旅、ファッションなど、好きなことが多くて忙しい毎日。 「自分のご機嫌は自分でとろう♪」をテーマに、私の日々の体験のなかから有益な情報を発信しています。 保有資格*RYT200、ピラティスインストラクター、上級心理カウンセラー、ポジティブ心理学実践インストラクター、Microsoft Office specialist Excelなど。

みなさんこんにちは!
ヨガインストラクターのLilyです。

突然ですが、みなさんはヨガの教え「アヒンサー(非暴力)」を知っていますか?

ヨガの先生がお話しされることも多いので、ヨガの経験がある方は「アヒンサー」という言葉を一度は聞いたことがあるかもしれませんね。
非暴力と聞くと、他人を殴ったり傷つけなければいいんでしょ?と思う方も多いと思います(もちろん間違ってはいません)。
では、「アヒンサー」とはどんな教えなのでしょうか?

今日は、毎日がほんの少し生きやすくなるヨガ哲学、「アヒンサー」について解説します。

ヨガ哲学「アヒンサー」って何?

ヨガの経典「ヨーガスートラ」の中に書かれている八支則。その中のひとつが「アヒンサー/アヒムサー(非暴力・不殺生)」です。

環境や生きとしいけるものを傷つけず、言葉や行動、思考など全てにおいて暴力をふるってはいけないという教え。
とてもシンプルで日常生活にも取り入れやすいものですが、非暴力と聞いて「人にも環境にも優しくしてるし、アヒンサーを実践できてる」と勘違いしている人がたくさんいます。

多くの人が、自分に対しての暴力に気付かず毎日を過ごしているんです。

自分の本当の気持ちに気付いてる?

自分のことももちろん大切にしてる!という方のなかにも、以下のような経験がある方は多いのではないでしょうか?

・嫌なことを我慢して自分に嘘をつく
・本当は行きたくない誘いに参加する
・自分を責める、否定する、卑下する
・暴飲暴食をする
・本当は疲れてたり体調が悪いのに無理をする

こうやって自分自身を責めることも、自分に対する暴力。

誰かのことを心配したり気遣ったりする優しさがあるのに、自分に対してはスパルタな方が本当に多いと感じます。
自分の本当の気持ちを無視したり、気付かずに無理をするのはとっても悲しいこと。誰かに対するその優しさを、同じように自分にも向けてみて欲しいです。

人生で一番長く、辛いときも嬉しいときもいつもいつも一緒にいてくれて、これからもずっとそばにいてくれる自分。

そんな、いつでも一番の味方である自分に、ありがとうの気持ちをもって接してあげましょう。

まずは自分にちょっぴり優しくしてみよう

友達や家族が疲れたり悩んだりしてたら、
辛そうだったり、悲しそうだったら、何て声をかけますか?

「よく頑張ったね」「少し休んだ方がいいよ」「無理しなくていいよ」「大丈夫だよ」

そんな風に、きっと優しい言葉をかけてあげますよね。

言葉はかけなくても、そっと背中をさすってあげたり、寄り添ってあげますよね。

まずは自分自身の心の声に耳を傾けて、本当の気持ちに気づくことから始めましょう。
本当はどうしたい?って、大切な人に話しかけるように寄り添い、優しく向き合ってみましょう。

人に優しくするのもすごく大事なことだけど、まずは自分に優しくしてあげよう。
自分に優しく、自分を大切にできる人だけが、本当の意味で人に優しくできる。

私もまだまだ修行中。気を抜けば外に意識が向いて自分の声に耳を傾けるのを忘れてしまうときがあります。

私ははどんなときでも一生私のそばにいてくれる大切な親友なのだから、労わりながら大切に生きよう。

この記事を書いて、改めてそんな風に決意をしました。
みなさんもぜひ一緒に、自分とゆっくり向き合う時間を作ってみませんか?

ヨガ哲学「アヒンサー」をやさしく学べるオススメ本3選

これまでヨガ哲学に関する本をたくさん読んできましたが、ものによってはとても難しくて理解できないものもいっぱいありました。
これまで読んできた本の中でも、特に分かりやすいと感じた本を3冊ご紹介したいと思います。

①やさしく学ぶYOGA哲学 ヨーガスートラ

向井田みおさんの「やさしく学ぶヨーガスートラ」
本当に分かりやすくて、特に初心者の方にオススメ。現代の言葉で噛み砕いて書かれているので、スーッと頭に入ってきます。
他の本を読んで難しくて挫折してしまった…という方も、ぜひ読んでみて欲しいです。
実際に私はヨガの学校に入りたての頃に他の本で挫折して、お友達に教えてもらったこの本で楽しく学ぶことができました。
この本を読み終わってから最初に買った古典的な本を読み返すと、あんなに難しくて全然頭に入らなかったのに理解できるようになっていたのが驚きでした。

今でも手元に置いてあり、何度も読み返している大切な本です

②ヨーガの魔法

乳井真介さんの「ヨーガの魔法」
こちらも、ヨガ哲学を現代に置き換えて説明してくれているので、腑に落ちやすくてとってもオススメ。
普段の生活の中でのヨガ哲学の実践方法などが分かりやすく書かれているので、読むだけではなくて生活に取り入れたいという方にぴったりの本です。

③New Me わたしだけの新しい人生の見つけかた

横幕真理さんの「New Me わたしだけの新しい人生の見つけかた」
こちらは、私が一番最近読んでとても分かりやすいと感じた本です。ヨガをやっていない方やヨガ哲学に興味がない方でも、自分と向き合い毎日を前向きに生きるヒントがたくさん詰まっています。
ヨガの教えである八支則を横幕さん自身のエピソードを元に解説してくれているので、楽しくあっという間に読めました。
日々が上手くいかなくて自信を無くしている方、何をしたらいいか分からなくて立ち止まっている方、そんな方に読んで欲しい1冊です。

最後に

ヨガ哲学「アヒンサー」についてのお話と、オススメの本をご紹介しました。
ヨガの八支則は人生をより豊かにしてくれる、とても素敵な考え方です。
今日ご紹介した本のように噛み砕いて解説してくれている本もたくさんあるので、みなさんもぜひ八支則を生活の中に取り入れてみてください。
まずは今日解説した「アヒンサー(非暴力)」、自分の心と体の声を聴いてあげて、いつもよりほんの少しでも優しくしてあげるところから始めてみましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました♪

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